「優しい人ほど、幸せに遠慮していませんか?親が不幸だと、無意識にそれ以上幸せにならないメンタルブロック」
私たちの心には、自分でも気づかない「メンタルブロック」と呼ばれる心の制限=ストッパーがかかっていることが少なくありません。
その中の一つが、「親よりも幸せにならない」というストッパーです。
これは、自分でも意識できないところにある潜在意識が、「親よりも幸せにならないことで、自分が罪悪感を感じることを防ぐ」ために作り出した、誤った自己防衛のことです。
人は誰しも、無意識のレベルで「見捨ててしまう恐怖」を持っています。
大切な人を裏切って、自分だけが幸せになってしまったり。
大切な人を見捨てて、自分だけが助かってしまったり。
もし、そんなことになったら、どうなるか想像してみてくださいね。
おそらく、「私だけが幸せになってしまった」と、日々、自己嫌悪や罪悪感でいっぱいになることでしょう。
そして、とても優しい人ほど、この罪悪感を感じてしまいがちなんですね。
その結果、
完全に自分の気づかない無意識のレベルで…「罪悪感を感じないように、親よりも幸せにならないようにしよう」という制限を、自分にかけてしまうのです。
親と同じように、離婚してしまったり
親と同じように、いつも男尊女卑の不幸な相手にばかりハマってしまったり
親と同じように、お金に苦労したり…
こうした場合は、この制限があることが多いのです。
けれど、本来、人は誰しも、自分の人生を自分で生きる「権利と責任」を持っています。
あくまで親が幸せになれなかったのは、親の選択。あなたのせいではありません。
優しい人ほど、どうしても「親の責任」を背負いがちですが、「私の人生は私のものなんだ」と、自分の人生の自由を許可してあげましょう。
「私は、親とは違っていい」と許可してあげることによって、あなたの人生をあなたのものとして、幸せに生きることができるようになるのです。